先日、オーストラリアのハミルトン島をメインにした５泊7日の旅行に行ってきたのですが、実はオースラリア上陸後すぐにブリスベン空港でパスポートを紛失してしまったのです・・・
１日目： パスポートがない！！
日本からフィジー経由でブリスベン空港についたのは、日曜になったばかりの夜の０時前。
オーストラリアドルがなかったので、まず最初に両替カウンターに向かいました。
両替が終わり、私の後ろには次の人が並んでいたので、すぐにスーツケースを引いてその場を離れました。
タクシーに揺られてブリスベン市内のホテルに到着して、部屋に着いた瞬間に気が付きました。
「パスポートがない…！！！！」
記憶を辿ると、両替カウンターの上にパスポートを置いて、そのままにしてしまったとすぐに思い当たりました😭
かなり落ち込みましたが、もう夜中の1時前。
この時はまだ、翌朝一番にブリスベン空港に向かってInformationに聞けばすぐに見つかるだろう！そんな甘い考えでいた私でした・・・
翌朝、空港に着いた私は、両替カウンターでパスポートがないか確認すると、Information→ボーダーオフィスとたらい回しに合い、結局どこにもパスポートは届いていないと言われてしまいました。
思ってたんと違うーー！！😭
と焦りが募る中、再度Informationにパスポートケースだけでも届いていないか確認しに行き、見事撃沈した私に、1人の女性が声をかけてきました。
警備のAdrianaとの出会い
彼女は空港警備のAdrianaという女性で、昨夜日本人のパスポートを見つけて警備担当に渡したが、まだボーダーオフィスに届いていないんじゃないか、とのことでした。
コアラ女子は英語が堪能ではないので、理解が合っているのか不安の中お話しました。
「日本にはいつ帰るのか」聞かれたので、明日ハミルトン島に行って４日後には日本に帰らなければならない旨を伝えると、
「あなたのパスポートの行方がわかったら連絡する。オーストラリアを楽しんで！」と言ってくれて、その場で連絡先を交換！（電話番号でSMSのやり取りにしました。）
この時点で海外パケット定額をON！にしました笑
Adriana！！よろしくね！！気持ちだけでも嬉しいよ😭
この時は、彼女が言っていることが本当なのか分からないので、正直あきらめの気持ちの方が大きかったです。
領事館にコンタクトをとるものの…
パスポートが見つからなかった場合、大使館か領事館で渡航証明書を発行してもらわないと日本に帰れません。
ラッキーなことに、ブリスベンには市内中心部に領事館がありました。
あいにく日曜日で領事館は開いていないので、電話で問い合わせをしたところ、緊急時担当の方が対応くださり、下記の５点が必要だと教えて頂きました。
- 旅券申請書の記入（領事館にて記載すればOK）
- 日本までの旅券
- オーストラリア警察へのパスポート紛失届け
- 証明写真２枚（縦4.5cm×横3.5cm）
- 戸籍謄本等の本籍地のわかるもの
この時点で、１と２以外は準備がありませんでしたが、一緒に旅行していた相方の、紛失届けは領事館でできるだろうし、パスポートの再発行じゃないから戸籍謄本も不要なのでは？というのんきな考えに乗っかってしまい、この日はこれ以上何も対応しませんでした。（この大バカ！！）
あまりにも精神が摩耗したので、午後からは当初の予定通りローンパイン・コアラ・サンクチュアリでコアラとカンガルーと触れ合って癒されました🐨❤️😭
この日は夜になっても、Adrianaから連絡はありませんでした。
３日目：AM11時にはハミルトン島往きの国内便
実は３日目にはもうハミルトン島に行く予定でした。幸い、オーストラリアはパスポート携行義務がありません。パスポートがなくても国内線には乗れそう（おそらく・・・）ですが、できればハミルトン島に行くまでに解決してしまいたい・・・
Adrianaから連絡はないですし、パスポートは見つからないと踏んで、朝９時の開館に合わせて領事館に向かいました。
やっぱり戸籍謄本いる〜！！！
領事館にて、事前に聞いていた必要書類がやはりすべて必要で、仮に今揃っていても11時までに渡航証明書出すのはぎりぎりだ、と言われてしまいました。（冷静に考えればそうだよね・・・😭）
計画変更！ハミルトン島からブリスベンに帰ってきてから日本往きの便までの時間では、領事館は開いていないので、日本往きの飛行機は遅らせて取り直すしかありません。
せめて、今日中に準備できることはしておこうと思い、まずは日本にいる姉に戸籍謄本を取ってきてもらうように連絡しました。
ドキドキ・・・初めて海外の警察署で紛失届を出す
次に、オーストラリア警察にパスポート紛失届けを出しにいきました。
ブリスベン領事館から走って笑約５分のところに警察署があったので、急いで向かいました。
中にはおばちゃまの婦警さんが２名いて、私がパスポートを失くしたことを伝えるとなぜか笑うので、「？」の顔をしていると、「今あなたと入れ違いで出てった人も同じだったのよ。今日は多いわね〜」と返されましたが、いやこっちは必死だから！！😭
「後ろの電話で紛失届けが出せるから電話して〜」とのことで、振り返るとそこには電話が。
受話器を取ると自動で専用窓口につながって、担当者の方の質問に答えていきました。
「いつ失くしたの？」「どこで失くしたの？」「置いてきてしまったの？それとも盗られたの？」
などにすべて答えると、QPで始まる10桁の番号を読み上げてくれます。これが紛失届け番号です。無事GET！ちゃんと外国で紛失届け出せたよ！
残すは証明写真！！
日本とは違い、オーストラリアにはどこにもインスタント証明写真機なんてものはありません。
ではどこで証明写真が撮れるのか？というと、郵便局で撮影してもらわないといけないようです。
さすがブリスベン市内、警察署からの徒歩圏内に郵便局は３つあるようです。
一番近いところにまずは言ってみたら、「ここでは撮影サービスはやっていないから、あっちの郵便局に行け」と教えられたのがこの郵便局。
待ちに待ったAdrianaからの連絡！！
郵便局に着くと、そこには全く写真サービスなんてなさそうに見えました。仕方がないので窓口に並ぶも長蛇の列・・・
もうそろそろ空港に向かわないとまずいのに・・・今日はもう写真はやめて、ハミルトン島から帰ってきてからにするか・・・あきらめかけたその時、AdrianaからのSMSが！！
「あなたのパスポートは空港のオーストラリア連邦警察にあるよ！ただそこに行ってパスポートを返してもらえれば大丈夫。」とのこと。
オーストラリア連邦警察って、それどこ〜〜？？昨日さんざん空港内で聞き回ったときには出てこなかった施設名です。空港内にあるの？？
とりあえずAdrianaに電話して聞いてみると、
「場所は自分も説明できるほどよく知らないけど、空港外の国際到着ロビーの近くにあるはずだから、Imformationで聞いてみて！」
とのこと。時刻はもう10時前。
もうこうなったら、Adrianaにすべての望みを懸けて行くしかない！！
タクシーを拾ってブリスベン空港の国際線ロビーに向かいました。
ハミルトン往き45分前、空港到着
相方に荷物も預けて先にハミルトン島往きのチェックインをしてもらうことにして、私だけ手間の国際線空港でおりました。
Imformationに事情を説明してオーストラリア連邦警察の場所を聞くと、ボーダーオフィスに連れて行かれました。💦
違う！ここは昨日何度も来て私のパスポートはないと言われたところです。
案内してくれた方にその旨を伝えて、ボーダーオフィスの方に聞いてみると、オーストラリア連邦警察は空港外のここから徒歩10分程の所にあるようです。
最終的には空港の入り口まで連れて行ってもらい、「あの赤い建物！」と教えてもらいました。
みんな本当に優しい・・・😭😭😭
無事にパスポートGET!!!
走ってその赤い建物に向かい、中に通されるとすぐに４名程の警察官の方が出てきて対応してくださいました。
走って息の上がった私を見てお水まで出してくれました。しかもお一人残って待ち時間の間ずっとお話してくださり、皆さんの優しさに感動しました。
ここで一つ問題が！
私は運転免許を持っていないため、写真付きの身分証明がなかったのです。
事前に撮影していたパスポートの写真と、日本の健康保険証を見せて（わからない・・と笑われましたが）、OKをもらえました。（顔パスポートと一緒だしね！！）
そしてAM10:30、二日ぶりにパスポートご対面できました！！😭😭
警察官にお礼を言って急いで国内線に向かい、なんとかハミルトン島往きの飛行機にも間に合うことができました。
Adrianaにも直接お礼を言いたかったところですが、SMSで最大限のお礼をお伝えしました。
パスポートも手に入れて、心配事も無くなってスッキリとした心で残りの旅行を楽しむことができました🐨💕こんなに幸せを感じたのは久しぶりでした笑！
まとめ
今回本当にオーストラリアのたくさんの方に助けれました。
みんなの優しさに触れて、オーストラリアが本当に大好きになりました❤️
これからはパスポートは必ず安全な場所にすぐしまうようにしたいと思います。
それでも海外でパスポートを失くしてしまったときのために、証明写真と戸籍謄本の写しは日本から準備しておく方がよいですね🐨✨
